産後体験!血が混ざった母乳がでるなんて思ってませんでした。
みなさんこんにちは。
現在生後3ヶ月の娘の子育てを奮闘中です。
私は現在完母で育てています。もともとできれば母乳だけで育てたいなと思っていたのでとても助かっています。
しかし、初めから母乳がバンバン出ていたわけではありません。
産後翌日から3日目まで母乳に血が混ざっていました。
乳首が切れる、と言う話は耳にしたことありましたが、まさか母乳に血が混ざると思っていなかったので驚きとショックで唖然としていました。
今回は同じように、『母乳に血が混ざっている』という方の参考になればと思い記事にしました。
- そもそも母乳はなにでできているのか?
- 母乳に血が混ざる原因は?
- 症状を改善するにはどうすればよいのか?
- 血が混ざった母乳は飲ませても大丈夫なの?
- 私が経験した血乳とは?
- まとめ:不安なときは医療機関を受診しよう!
そもそも母乳はなにでできているのか?
母乳に血が混ざることを“血乳”と言います。“血乳”は母乳が何から作られているのかに関わってきます。
実は母乳は血液から作られているのです。
おっぱいには乳腺と呼ばれる母乳を作る器官があります。乳腺の周りは毛細血管が張り巡らされています。その毛細血管に血液が多く入り込み、母乳を作っています。その際、血液の赤色の原因である赤血球は取り込まれないため、母乳は白っぽい色になります。
母乳に血が混ざる原因は?
1.乳腺の急激な発達
乳腺が急激に発達することで、もろい血管ができることで出血しやすくなります。
2.乳腺の未発達
乳腺が発達しきっていないうちに母乳を出そうとすることで本来取り込まれることのない赤血球が取り込まれることで、母乳に血が混ざることがあります。
3.乳腺周りの毛細血管の破裂
不適切な乳房マッサージや搾乳器の使用により毛細血管が損傷し、血が混ざることもあります。
4.乳がん
乳がんの症状の1つとして乳頭から血が混ざったものがでる場合があります。上の3つは授乳中によるトラブルですが、乳がんの症状であれば話は別です。ただし、血乳=乳がんと決めつけてしまうのではなく、他に普段と変わった症状がないかよく確認しましょう。
症状を改善するにはどうすればよいのか?
1.乳腺の発達・未発達による血乳の場合
数日様子を見てみましょう。次第に血の色も薄くなってきたり、血乳の回数が減ってきたりするはずです。
2.毛細血管の裂傷の場合
ご自身でおっぱいマッサージを行っている場合、間違ったやり方になっていないか、搾乳器を使用する場合、無理やり絞っていないかなどもう一度確認したうえでおっぱいのケアをおこないましょう。
上記のような場合は、1週間以内に改善される、もしくは改善傾向に向かうでしょう。
1週間たっても症状が改善されず、身体に他の異常が見られた際は、乳がんの可能性も考えられるので医療機関へ受診すべきです。
血が混ざった母乳は飲ませても大丈夫なの?
血が混ざった母乳を赤ちゃんに飲ませても問題ないといわれています。血乳を飲むと赤ちゃんのウンチは黒くなることがあります。
ただし、赤ちゃんが嫌がって血乳を吐いてしまう場合は飲まさないようにしましょう。
血乳が出ていて飲まさない場合でも、おっぱいは張って痛いですので、血乳が治まるまで搾乳をして捨てましょう。
私が経験した血乳とは?
記事の始めにも書きましたが、私は出産翌日から3日目まで血乳がでてきました。
原因は、乳腺の未発達による血乳です。
助産師さんには『時々あることだから心配しないで。』と言われました。
入院中であったので、母乳を飲ましに授乳ルームに行く度助産師さんにおっぱいを搾ってもらい、血乳の確認をしていました。
始めは薄い血乳だったので飲ませていました。しかし、だんだんと血の色が濃くなっていき、しかも両方のおっぱいから血乳が出ていたので助産師さんからストップがかかる程になりました。母乳を飲ませられない間は完全ミルクで授乳していました。
幸い産後3日目の夜にはほとんど血乳はみられなくなり、母乳を飲ませてあげることができました。
それ以降、生後3ヶ月に入った現在も血乳を出すことなく過ごしています。
まとめ:不安なときは医療機関を受診しよう!
初産婦さんならすべてが初めてのことだらけで不安になってしまいますよね。私は幸い入院中であったのですぐに気づくことができましたし、助産師さんに診てもらうこともできたので不安も吹き飛びました。
しかし、もし自宅で血乳がでてきたらきっと不安でたまりません。
『もし重大な病気だったらどうしよう。』と思ってしまうかもしれません。
不安な場合は医療機関を受診しましょう。
乳腺の未発達や発達によって起こる血乳はずっと続くものではありません。『母乳を飲ませてあげられない。』とあまり落ち込みすぎないでくださいね。